フジミから1/700 軽巡洋艦 矢矧 1944 /酒匂 (選択式キット) が発売になります。
完成するのは一隻です
姉妹艦の阿賀野・能代は既に発売になって模型としての評価は高いです。
近年のフジミお得意の過剰なまでのパーツ分割と 細かいモールドによって完成すれば非常に見栄えのいいものになります。
阿賀野・能代と二隻の名前が付いてますが、キットは一隻分です。 特シリーズには珍しいコンパチ式キット。 どちらかを選んで作るというやつですね。
でも、弾薬箱まで一体成型するというこだわりの内容のために同形艦といえども 形の違うパーツが多くなってしまいます。
結果、船体が二隻分入っているのに艦橋は一隻分という内容。おかげで混乱したモデラーもいたみたいです。
このへんは、賛否両論あるところ。
(↑ネットショップにこんな画像が載ってても完成するのは1隻です)
値段を上げて二隻分のパーツを入れるか、値段を下げて一隻分にするか。
フジミはその間をとって他の商品と同じ2800円(税別)で1.5隻分という選択をしました。
個人的には武装パーツが余るのは歓迎ですが、船体が余るのは困るかな・・・ ただのゴミだし。なにかの改造でもしない限りは使い道がない・・・
軽巡洋艦の1隻のキットが2800円というのをどう捕らえるかでこのキットの評価が決まります。 あいかわらずの組みにくさはありますが、 出来自体は申し分ないです。マストもキットで十分な細さ。
さて、肝心の矢矧/酒匂ですが、キットの構成は阿賀野/能代と同じ。 どちらか一隻を選んで作る仕様になります。
キットとしての出来は阿賀野で保障済みなので心配ないでしょう。
もちろん、フジミの組みにくいキットでもOKという人向けです。
それよりも、なんといっても矢矧のキット化されたのは嬉しいですね。 やはり戦艦大和の最終仕様のそばには矢矧を飾りたいです。
既にタミヤ製のがありますが、あちらはかなり古いので。最新の大和(最終仕様)のキットと並べるならディテールの多いこちらの方が向いているかも。
でも、タミヤ製も手を加えれば良くなりますよ。 (古いのだからもうちょと安ければもっとよいのですが)
あと、原爆の標的になったことで有名な酒匂も作れます。
こちらは長門と並べて飾りた・・・くはないですね。
ほとんど実戦らしい実戦がないのでどれだけこの船を作る人がいるか不明ですが。
計画では酒匂も大和の沖縄特攻に付いて行く予定だったので、if戦記ものみたいに 大和、矢矧と一緒に飾るのもよいかも。
となると、やっぱり二隻分のパーツは入れてほしかった。 さすがに軽巡洋艦とはいえ古鷹型巡洋艦より大きな図体ですから2隻分となると税抜きでも3000円オーバーは必至ですね。
なんとも悩ましいかぎりです。
11月下旬発売です。
メーカー:フジミ模型
シリーズ:1/700 特シリーズNo.91
製品名 :日本海軍軽巡洋艦 阿賀野・能代
定価 :3024円(税込)
矢矧か酒匂のどちらかを選んで作る選択式キット
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