1/700 特型駆逐艦 電 を作ります。
まずは艦橋からはじめます。
艦橋は船の印象を左右する部分なのでちょっとこだわってみたいと思います。
特型駆逐艦は時期によって艦橋の形が違います。
そこで、目立つ特徴を再現してやれば
超絶ディテールアップしなくても電らしく見えるようになります。
艦橋の製作
特型駆逐艦第3グループ暁型の開戦時を再現します。
このころの暁型の艦橋の特徴は何でしょうか?
ズバリ。
艦橋の下は大きいけど上は小さい事です。
下の写真を見てください。
マストの根元は手すりにキャンパスがかけられているので一見すると分かりにくいですが。
艦橋の下半分に比べて、窓枠のある部分が短くなってます。
もともと暁型は他の特型よりも艦橋が大きく作られてます。でも、大きくなりすぎて不安定だというので改修されて上の部分が小さくなってしまいました。
特型でも艦橋の大きさが上と下で極端に違うのは暁型だけです。
これを強調すれば暁型らしく見えるという魂胆です。
これを再現するために、キットの艦橋パーツを更に大きくします。
艦橋部品のA29の接着面に1mmプラ板を挟んで長さを増やしてやります。
色が黒くなっているのは、黒い瞬間接着剤ですき間を埋めたからです。
成型するときに、側面のモールドは削ってしまいました。
後で追加します。
艦橋を前から見ると、
なんだかひげのはえたオヤジの顔の様に見えてしまいました。
窓が目、突起部分が鼻、ジャッキステーがひげです。
一度そう思い出すと気になってしかたないので、ひげは削り落としました。
鼻にあたる出っ張りも小さくしました。
艦橋をプラ板で延長したので、側面の窓の位置がずれてしまいます。
穴を塞いでプラ板を貼ったあたりに穴を開けて窓の位置を前よりにずらしてます。
窓枠はもっと細いほうが実感がでますが、エッチングに変えるのは工作が面倒だったのでキットのパーツを使いました。
E4のパーツを接着すると、すき間ができるのでパテで埋めます。
パテが乾いたら窓枠を彫りなおします。
こんな感じになりました。
艦橋のジャッキステーは0.2mm真鍮線で作り直しました。
でも、もう少し細いほうがよかったかなと思ってます。
エッチングパーツのジャッキステーは売ってますが、見た目の印象的になんか違うような気がします。僕としては細い棒状のものを付けたいです。
でも、0.1mmの真鍮線は売ってないし・・・材料調達は今後の課題ですね。
艦橋の窓枠付近から下の部分は丸くなってて、メリハリがなかったので削ってエッジを立たせました。
方位盤を取り付けました。
側面のジャッキステーと扉は削り取ったので追加します。
水密扉は フジミ1/700 艦船模型用エッチングシリーズ 日本海軍艦艇用 水密扉セット です。
艦橋側面のブルワークは0.14mm厚のプラ板(プラストライプ)で作りました。
A5のパーツは後ろ部分の張り出しが大きいようなので削っています。
以上のような工作で、なんとなく暁型の艦橋の雰囲気が出せたかなと思います。
以上、タカフミでした。
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