艦船模型ファンにとっては貴重な雑誌。
艦船模型スペシャル 2016年 03 月号 が発売されました。
今回の特集は、艦船模型テクニックガイドです。
徹底的なつくりこみが艦船模型の世界では流行ます。
艦船模型ファンでもこの手の特集が多くなってますね。
単にディテールアップだけでなく、ダメージ表現や電飾などの工作が紹介されているのが目新しい。
筆塗りでリアルに仕上げる技法は、この雑誌ならではかもしれません。
艦船模型スペシャル」2016年春号の内容は?
艦船模型スペシャル 目次
特集:艦船模型テクニックスペシャル2
艦橋のディテールアップ
主砲身のディテールアップ
レジンキットの作り方
筆塗り塗装のテクニック
ダメージモデルのテクニック
LEDを使ってみる
艦船模型の航空機のテクニック
大型模型の作り方
ウェザリングテクニック
モデラーのための電探講座
ニューキットセレクション
航空母艦 信濃 ハセガワ1/450
給油艦 早吸 アオシマ1/700
航空母艦 ワスプ& 潜水艦 伊19 アオシマ1/700
戦艦 三笠 ウェーブ1/200
特集:艦船模型テクニックスペシャル2
艦橋のディテールアップ
アオシマ 1/700扶桑1938 を使って徹底的な作りこみを行ってます。
昭和8年ごろを再現というのが珍しいですね。
フライホーク 戦艦 扶桑用エッチング を使った作例となってますね。
エッチングパーツ以外にもプラ板を使って、ブルワークや補強板の再現をしたりしてます。
測距器などの装備品も昭和8年ごろということでキットと違ってる部分がありますが、プラ材で再現しています。
対戦前の艦というとシンプルな印象があります。でもこうしてみるとなかなかつくり応えがあるもんですね。もともと扶桑の艦橋は複雑なんですけど。
大戦前の扶桑にどのくらい需要があるのかわかりませんが、艦の基本形を見せるという点では面白いかもしれません。
主砲身のディテールアップ
真鍮巻物を使った方法がよく載ってますが、もっと安く仕上げたいという人のための方法も載ってます。最近のできのいいプラパーツをつかえば少しの手間でよくなります。
LEDを使ってみる
艦船模型と電飾はあまりみない組みあわせだと思います。
やりかたによっては、面白い見せ方ができるのを知りました。
現用艦船とは相性がよさそうですね。
ウェザリングテクニック
ウォッシングによるウェザリングの方法が載っています。
なれないと難しい部分があって結局は経験なのかなと思いますが、最近はウォッシングに便利な道具も発売されています。それらを使った方法が紹介されています。道具をうまく使えば初心者でもそれなりにうまくできそうですね。いつか取り入れてみようと思っています。ページ数が少ないのが残念。
新製品紹介では、ハセガワの1/450信濃、アオシマ1/700早吸はディテールアップ工作なしのキットの素性を素直に見せる作例。
どのようなキット内容なのか知るには丁度良いと思います。これをみて、自分ならどこに手を加えるのか考えるのも楽しそうですね。
ワスプは純正エッチングパーツを使ったディテールアップ。エッチングパーツの紹介も兼ねてますね。新製品紹介のときでもなければいつ完成写真が見られるかも分からない船だと思うので貴重かもしれません。
テーマごとに船を作りこむいつもの特集ではないです。ベテランには物足りないかもしれないですが、なれない人にとっては作りかたの説明も助かります。
モデルアート社 2016-02-15
|
コメント