艦船模型制作術総ざらい2

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kansenseisaku2

 

モデルアート社より発売された
艦船模型制作術総ざらい2買ってきました。

今回は上級テクニックの特集。
とくに艦船模型を作る上で、非常に目立つ、煙突、マスト、装備に搾った解説です。

上級者がどんなテクニックを使ってるのかがわかるのはもちろん。

実際の艦船の貴重な写真がたくさん載ってます。
資料としても一級の価値がありそうです。

どんな内容なのか紹介します。

 

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艦船模型制作術総ざらい2の内容

本書は3部構成になってます。

第一章は 煙突、マストのディテールアップ方法。

第二章は 機銃、魚雷などの兵装ディテールアップ方法。

第三章は これらのテクニックを応用した艦船模型の作例

 

 

第一章 船側のディテールの検証

艦船模型の制作術2目次

実際の巡洋艦や駆逐艦などの煙突の写真が参考になります。

天除けの覆いをかけるための格子やジャッキステーが
人の腕より細い鉄の棒だったことがよく分かります。

塗装、金属線、エッチングパーツを使ったディテールアップ方法が紹介されています。

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艦船模型でかなり問題になるのがマストです。
プラ材、金属線、エッチングパーツを使ったディテールアップ方法が紹介されています。

自分の技術や予算にあわせて選ぶと、効果的な方法がわかると思います。

手すり、ブルワークをエッチングパーツで製作する方法が紹介されています。

第二章 兵装のディテールの検証

艦船模型制作術目次2

艦船模型を作ってて一番楽しい(と個人的には思ってる)。武装類です。

これも貴重な実物の写真が参考になります。
とくに、現在もタイで保存されている軍艦の武装には旧日本海軍の装備が使われており、
その鮮明な写真が見られるのはうれしいですね。

20cm連装砲は重巡洋艦を作るときには必要になります。

日本海軍の艦は太平洋戦争中には20.3cm砲に換装されていて、
個々の艦によって若干ディテールが違いますが。
実際の連装砲はどんな構造、姿をしていたのかがよく分かります。

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53cm連装魚雷発射管、爆雷発射装置も残されており、その写真もあります。
実際にはかなり複雑な構造をしていたことがわかります。

 

第三章 1/700キットの作例に見るディテールアップ術

 

プラキットを使った作例が初回されています。

ハセガワ1/700軽巡洋艦 天龍
ピットロード1/700潜水母艦 長鯨
フジミ 1/700 戦艦 天城
タミヤ 1/700 航空巡洋艦 最上
アオシマ 1/700 航空母艦 千歳

天龍は控えめなディテールアップ。
最上、千歳は手すり、張り線、補強板など、
手の込んだ作品になっています。

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結 論

 

最近の雑誌に載ってる艦船模型は作りこみがすごくて真似できない。
と思う物が多いのですが。

そういった作品がどんな方法で作られているのか知ることができます。

自分の技術と予算に合わせて出来るところだけ取り入れればいいでしょう。

 

貴重な実艦の写真はそれだけで見る価値があります。
個人的には他人の主観の入った作品より
実物の写真のほうが大いに参考になると思ってますのでありがたいです。

値段が高い(2100円・税込)のがつらいですが、
艦船模型を作りこみたいと思うなら、
資料的価値も含めれば買っておいて損はないと思います。

 

 

 

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