川内型軽巡洋艦 神通の製作5舷外電路

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軽巡 神通

 

アオシマ 1/700 日本海軍軽巡洋艦 神通 1942 を製作しています。

アオシマの神通のキットは作りやすい良いキットなのですが 船体の側面は省略された部分があるので再現したいと思います。

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舷外電路やフェアリーダーを作ります。

参考にするのはハセガワのリニューアル版天龍・龍田。

精密に再現されながらも複雑すぎない素晴らしいキットです。

この龍田と並べたときに違和感のないように手を加えていきます。 龍田

具体的にディテールを追加する場所や形はパッケージや 川内型軽巡洋艦 神通の作り方4船体で紹介した

超ワイド&精密図解 日本海軍艦艇図鑑 (Gakken Mook)に載っている川内のイラストを参考にします。

まず舷外電路とよばれる帯状のパーツを伸ばしランナーを使って作ります。

舷外電路とは第二次大戦中の日本海軍艦艇によく見られる装備です。 船体を取り囲むように張り巡らされた電線の束です。 電気を流して磁気機雷の反応を鈍らせる働きがあるといわれています。

対戦中の写真を見ると手すりは見えなくても舷外電路は見える事があるので 再現しておくとよいアクセントになります。

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でも700分の1の大きさだと0.3mmでも太いくらいなんですね。

0.2mmくらいにできればよいのですが、私の腕ではまだ難しいようです。

最近はエッチングパーツもあるようですし、腕とお金に余裕のある人はそちらを使うといいかもしれません。

繋船桁も伸ばしランナーです。舷外電路よりも太目にします。

船体中央部に長方形の板が並んでいますのでこれも再現します。 0.14mm厚プラストライプ 0.5mm幅 (15本入)なら 適当な長さ(私は4mmにしました)の長さに切って貼り付けるだけなので便利です。

船尾にもフェアリーダがあるので、1/700 ナノ・ドレッドシリーズ WA26 フェアリーダーセット を貼り付けました。

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鋼板の合わせ目はすじ彫りで処理しています。

ちなみにすじ彫りは、ディバイダを使ってやってます。 jnt19

船底に片方のはりを当てて、もう一方の針で軽くなぞるのを繰り返せば まっすぐな線が引けます。

このとき、中車式で幅を固定できるタイプのディバイダを使うと 幅がぶれなくてすみます。

興味のある方はご自分で探してみてください。

すじ彫りにディバイダを使うなら「中車式」がきれいに出来ます。

ところで 神通の最終時には 船尾の機雷設備は撤去されて爆雷投下設備になっていたのではないかという説もあります。

でも、それを再現すると大掛かりな改造になるし、それを証明する写真や図面があるわけではないので今回はキットのままです。

そのかわり、船体から飛び出ている部分はふちを薄くけずってプラモデルっぽさを消しました。 那珂のキットには爆雷投下設備を装備した状態が再現できるパーツも入っているので 余裕のある人はそちらからパーツを持ってくるといいかもしれません。

今回はここまで。

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