軽巡洋艦 神通の作り方1

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アオシマ 神通 艦橋 軽巡 神通

 

 

アオシマ 1/700 日本海軍軽巡洋艦 神通 1942 を製作しています。

このキットは2008年に発売されたもので ウォーターラインシリーズらしく組みやすいながらも 細かすぎず適度に精密感があり よいキットだと思います。

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資料が少ない艦を作るときは?

ところで、神通は華々しい戦歴があるわりに 資料や写真が少ない船です。

神通を写した写真は開戦前の姿のみ。 開戦から沈没までの間に撮られた写真や当時の姿を現す図面はほとんどありません。

特に有名なコロンバンガラ島沖海戦の頃の写真はまったくありません。 なので、最終的にどのような姿だったのか分からないのです。

今、神通の最後の姿とされているものは姉妹艦の川内や那珂の資料をもとにして作られています。

そのせいででしょうか。 最終状態の神通を再現した模型はほとんど見かけません。

資料がないと作れない考証派のモデラーにとっては 手を出しづらい船なのです。

でも、 自分が作りたいと思ったら作る が信条の本ブログでは 資料のあるなしは関係ありません。 資料がないなら想像力でカバーです。

だけど、実は重要な資料があるのです。 それは ”ボックスアート” です。

「ただの、箱絵なんだから資料になるわけがない」 と、思う人もいるでしょう。

確かに、絶対正確だとは言えませんが プラモデルでは省略された部分が結構描かれていたりするのです。 なかなかあなどれません。

特に素組みでは物足りない。ちょっとディテールアップしたい。 というときには役に立ちます。

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さらに、 姉妹艦の川内や那珂に関してはいくつか資料が残っているので それらの姿を参考に自分なりに考えてみたいと思います。

というわけで 神通そのものの写真や図面はなくても 昭和18年(1943年)ころの神通は こんな姿だったんじゃないかという事で想像しながら作ります。

今回は気合を入れて別売りディテールアップパーツも使いながら作ります。

プラスチック製ディテールアップパーツやプラ材、真鍮線、 さらにはエッチングパーツも使ってみたいと思います。 できるだけおもちゃっぽくならないように というのがテーマです。

神通、製作開始

 ウォーターラインシリーズによくあることですが、 製作者が自分でパーツを加工しなければいけない部分が時々あります。

微妙に異なる姉妹艦を再現するためだったり、時期によって装備が違ったりするので パーツを取り付けるための穴がふさがれていたりするからです。

穴を開けるときはピンバイスがあれば便利です。ピンバイスとはドリルの刃を固定する道具です。手で回して穴を開けます。  こんな道具ですね。

 

 

 

 

僕は模型店で買ったタミヤ製の精密ピンバイスD 74050 を使っています。 たぶん模型店ならどこでも手に入ると思いますし、 量販店でもヨドバシカメラやジョーシンキッズランド(関西の人しかわからないかな)みたいに 道具も充実させているところだと売ってますね。

穴を開けるときは 説明書をよく読んでどこにどの加工をするか確かめてから作りましょう。

アオシマの神通の場合、艦橋と甲板にあります。 jnt02

穴を開けたら、艦橋は一気にこのあたりまで組み立ててもよいです。 jnt03

接着しなければいけないパーツはあらかじめ接着しておくと 接着剤が乾く間に他の作業ができるので効率が上がります。

煙突はパーツを張り合わせて作ることが多いので先に接着してしまいます。

5500t型軽巡洋艦は煙突が多いので、先にやっておいたほうがいいですね。 特に、神通をはじめとする川内型は煙突が 四本も あります。 あせらずにやりましょう。

このとき、接着するときは、流し込み接着剤を使うと合わせ目が目立ちにくくなります。特に、Mr.セメントS 流し込みタイプ は乾燥が速いので僕はよく使います。

ガンプラでやるように「タミヤセメントをたっぷり塗ってプラスチックを溶かして」なんてやってると 合わせ目を消すときに繊細な彫刻が消えて、復活させるのが大変です。

接着剤が乾いたら、カッターではみ出た部分を削ってやると意外と合わせ目が目立ちません。

配管がくっつく部分は合わせ目は目立ちにくいので 無理に合わせ目を消す処理をする必要なないと思います。

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今回使用したキット

今回使ったのは、下記のキットです。 製作時の参考にしてください。

以上、タカフミがお届けしました。 次回は艦橋の製作に入ります。

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