アオシマ 1/700 日本海軍駆逐艦 陽炎 1941 の製作です。キットは陽炎ですが、不知火という事にして作ってます。
前回は船体を塗装しました。
参考記事:陽炎型駆逐艦 不知火の作り方(5)塗装編
今回は艦橋の窓枠を塗ります。
塗装で窓枠を表現する方法
700分の1の船の窓枠ともなると1mmくらいの大きさしかなく はみ出さずに塗るのは不可能です。 (すくなくとも僕は)
そこではみ出すことを前提で塗ります。
はみ出した部分は後で消せばいいという考えです。消すというのは、薄め液で塗料を溶かしてふき取るという事です。
プラモデル用として売られている塗料にはおおまかに分けて ラッカー系、アクリル系、エナメル系があります。
Mr.カラーはラッカー系になります。 ラッカー系は臭いがきついという弱点はあります。 でも乾燥すると塗料の表面が丈夫ではがれにくいという特徴があります。 昔からプラモデルの世界ではよく使われています。 今回も船体のグレーはMr.カラーで塗りました。
しかし、 ラッカー系塗料のうえからラッカー系塗料を塗ると下の塗料を溶かすことがあります。 しかも今回ははみ出た部分を薄め液でふき取ることが前提なので ラッカー系の上にラッカー系塗料を塗ることは出来ません。
アクリル系塗料はラッカー系の上に塗るだけなら、ラッカー系塗料を溶かすというのはほとんどありませんが アクリル系薄め液でふき取ると多少はラッカー系塗料も溶けてしまいます。
そこで、ラッカー系塗料を溶かしにくいエナメル系塗料を上から塗ることにします。
エナメル系塗料は、筆で塗っても塗料が均一に広がってむらが出にくい特徴があります。
今回使ったのはタミヤカラーエナメルのブラック(X-1)です。 専用の薄め液で1.5~2倍程度に薄めて使います。
窓枠の部分を塗りました。 はみ出しても気にしません。
生乾きになるのを待って、エナメルカラー用薄め液を綿棒に含ませて はみ出た部分をふき取ります。
そうすると、凹んだ窓の部分だけ黒い塗料が残って窓らしくなります。
窓の部分をつや消しにするかつやありにするかは好みでいいと思います。 窓にはガラスが入っています。ガラスは光を反射するので つやありの方が窓っぽいと考えてつやありにしました。
一方、ガラスが割れて怪我をするのを防ぐために戦闘時には窓をあけて 吹き抜けの状態にして戦ったととも言われています。
それを再現するならつや消しで塗装するのもありだと思います。
どちらが正しいというのではありません。
自分の好みでいいと思います。
それでは 次回に続きます。
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